One Click Say Yeah!!
わんぱくでもいい。けたたましく育って欲しい....
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【2009.04.16 Thursday 】 author : スポンサードリンク | - | - | - |
ブログ終了後1回目の投稿
みなさん、こんばんわ。豚

いつも"One Click Say Yeah!"をご覧頂きありがとうございます。
ミヤナガサトルのマネージャーをしております、田所です!拍手

2006年から始まったこのblogも、3年間の格闘の末にバーン・アウトどんっ
現在ミヤナガは音楽活動と共に新しい環境づくりに取り組んでいます。
環境づくり、といってもオーガニックコットンを使った洋服のデザインとか
コンパクトなオリンピックを目指した会場の現場を視察したりしているわけ
ではなく、あくまで「このblogからの発展」(ミヤナガ談)だそうです。ラブ

勿論このblogが終わったからといってミヤナガが死んだわけではなくおばけ
別のサイトを通してアナウンス/投稿は継続しております。
今回はそのサイトのまとめをお知らせするのと、5月までのライブ情報を
掲載させていただきます。



owllights live schedule

09.04.29(wed)@高円寺20000V "音楽産業廃棄物"
17:30 open / 18:00 start
¥1,700(adv.) / ¥2,000(at door)
with) bossstoncruizingmania,オイラ先輩,オペラ君,sisterunderstand,Sleeping Beauty,ズーチクビ
※owllightsの出演は21:00頃です

09.05.05(Tue)@秋葉原CLUB GOODMAN
"13TH ANNIUERSARY [ALTERNATIVE ELEKI-TOWN SP. -YOUNG BLOODS-]
17:30 open / 18:00 start
¥1,800 (adv.) / ¥2,000 (at door)
with) s-explode,the mornings,STEINER,owllights,dB‐BOX,highered‐girl,空間現代,マミミフォークソング

※owllightsの出演は20:10頃です

owllights website



そしてミヤナガサトルがエントリーしているサイトです。

Spongecustar in Halfway House
 主にレーベル周辺の情報をお伝えします。

owllights Myspace blog
 バンドの暫定blogです。

さらにミヤナガ単体で、rippingyardにて音楽の話題をPOSTしています。
ripping yard - mrarmstrong's yard



このblogは暫く残りますので(どうやら過去ログでアクセスは未だにあるみたい
です見る )何か新しい情報が入りましたら、私田所がこのblogにて更新して
参ります。
それでは今後ともよろしくお願いします!

【2009.04.16 Thursday 05:16】 author : ミヤナガ | - | comments(23) | trackbacks(0) |
みんなのたくましさと自分の3年間
spongecustar企画来て頂いた皆様、ありがとうございました。
何のリリースパーティでもなく、タイアップも資本金もない(インディーズなんて皆
そうですが)イベントでしたが、予想以上のお客さんが来て頂いて本当に嬉しかった
です。具体的にもっと色々誇れる部分もあるのですが、あまり長々と「人の集まり方」
について論じたところで卑しいので、お金払って見てくれた方と、そうしたからには
自分で積極的に楽しんでやるという心意気の人が僕は大好きです。
自分がこれを言える立場なのかは疑問ですが、実は受け手側のイマジネーションも大
切なのだと。突然段ボールとそのライブを見ている人(その全体)を見ながらぼんや
りそんなことを考えていました。

突然段ボールの魅力とはその音楽性を含めれば膨大にあり過ぎて、その断片は過去の
blogを参照していただきたいのだが、ライブに関して言えばそのイマジネーションの
部分が演者と観客で凄く健全な関係性を保っていると思う。酔っぱらってふらつきな
がらであろうが、腕組んで黙々と眺めていようが、ロックというジャンルであれその
受け取り方の自由が許されるショー、という感じ。近いところで他に思い当たるのは
テニスコーツ、とかだろうか。

逆にホライズン山下宅配便なんかは、もうその音楽性すら言語化できないほどのオリ
ジナリティを獲得してしまったバンドであるが、同時に不良の溜まり場のような
20000Vを、大学のゼミみたいな空間に包み込んでしまうその巻き込み方に舌を巻い
た。きっと大ホールでも草原でも、同じライブができるだろう。黒岡君は、空気を掴
み取る天才だと思う。音楽自体も毎回裏切られるのですが、今回も裏切られました、
勿論良い意味で!(ホライズンblogで感想書かれてます。というより、絵がとんでもないことになってる!)

シャムキャッツはトップバッターにしてしまったのが惜しいくらいのバンド。
実際最初から最後までこの濃ゆいアーティスト達の連続を見た人はたくましいと思う。
実際自分も、転換時には外出て息抜きしながらでないとキツいかも....(この辺はイベ
ンターとして永遠の課題)だからそんなに遠くない時期にまた共演したいなぁ。
4月に発売されるアルバムのトップを飾る「忘れていたのさ」と「アメリカ」を擦り
切れるほど聴いています。iTuneなんで擦り切れることないけど。("ハードディス
クが擦り切れると解釈すればいいのかな?)
この年齢が音楽作ることの全てを、シャムキャッツは有していると思う。

そんな感じで、課題や展望をクラモト君と話してまたやろうと思います。
ひとまず私は音源制作続行。(ちなみにライブとしては先に4/8の20000Vと11に
goodmanでdj
やります!)

====


今日でこのblogは終わりです。
何か具体的に嫌になったとかではないのですが、そろそろ変化するとしたらいい時期
なんじゃないかと。いつまでも「個人の責任」とかいって個人的な観念を書いている
よりは、どうせいつまでたっても"主観という名の勘違い"を背負っていくのが自分の
運命なので、それだったらそのままレーベルとか、もっと違う形に転換させていった
ほうが良いんじゃないかと思ってます。(つまり逆にいうと、自分の方がblogにこだ
わってたってことか?)

そもそもあんたは一体何がしたいのか、というふうに思われても仕方ないのですが、
自分の場合、曲作って歌唄って、演奏する、というだけでは足りないということが
判明しました。というか、うっすら気づいてたんだけど...。

あまりに全部に首突っ込むのは良くないというのは最近になってようやく思えるよう
になったものの、それでもなお外側(黒沢清でいうところの"世界".....だと格好よすぎ
るんだよなぁ、何か良い言葉ないでしょうか?)に向けてもしくは外側とのかかわり
合いとして必要な要素の一部が、このblog上で言葉と共にパラパラとバラまかれてい
た感じ。でも、一生ここでまるでホットペパー誌みたいに不特定多数にバラまいても
ホットペパーがゴミ箱に突っ込まれるみたいにそれはむしろゴミと同化するくらいだ
ったら自分で拾います!
その為の終了というわけです。

「木村カエラが使っているから」という理由だけで選んだjugemによるこのblogは
終了し、もう少し物事が進んでからまた別の形で立ち上げようと思います。意外と
何の変化もなくこういった悶々とした言葉の羅列のblogの再登場に「人間の成長し
なさ」を突きつけられるかもしれませんし。

それでは皆さん、あとはライブ会場やら直接会えるひとは目と目で通じ合いましょー。
今まで読んでくれてた方ありがとうございました!

【2009.03.31 Tuesday 04:09】 author : ミヤナガ | インパクチ | comments(0) | trackbacks(0) |
drawing4-5その他まとめ
3月は、嵐の季節とはまさにこのこと。色んな物事が嵐のように過ぎ去って
おまけに天気も気温もめちゃくちゃ。

ひとまず本日、spongecustarのイベントが行われます。準備も完了してあとは
寝てやるだけになりました。

spongecuster presents vol.1“たってのきぼう”
3月29日(日)@高円寺20000V
18:00 open / 18:30 START
¥1,800 (adv.) / ¥2,100 (door)

以下出演順です!
act:
シャムキャッツ
アゴーレーカルキン
ホライズン山下宅配便
owllights
突然段ボール


もう散々書いたし、何か特別な出し物とか苦手分野なのですが、
"spongecustar特製チョコレート"というのがあります.....。

何か買って頂いた方や、盛り上がった時に(?)配りたいと思います。
というわけで皆さん会場で!
そしてこのblogは、いよいよ次回最終回!

====

こないだ兄の結婚式が行われ、いやー目出たいなーといいながら個人的に色んな
節目を感じつつも、オーストラリアでは4bonのメンバーが"ツアー中にそのまま
挙式"という快挙を成し遂げ、(と書くと勢いで結婚、と思われるかもしれないけど、
ちゃんと段取りした上だと思います...)かたやこちらではdrawing4-5のmcatm氏も
ついに一大決心をしたらしく、それに絡んで私は重大な任務を命じられました。

....というのが4月以降のおはなし。私自身は結婚なんて"中2でおっぱいさわる"のと
同じくらい雲をつかむような話ですが(という例えが既に結婚できない空気感)
そこから自分自身が導き出される何か、をこの1ヶ月で偶発的に経験しました。
とにかく4月以降は"マリッジ・ワークス"に止まらず興味深いことが沢山起こるで
しょう。少なからず私がそれらに首を突っ込んでいけるようなので楽しみです。

で、話題はそのままdrawing4-5へとスクロールされます。

続きを読む >>
【2009.03.29 Sunday 06:58】 author : ミヤナガ | シブチ | comments(0) | trackbacks(0) |
TRASH-UP まとめ
企画の準備とレコーディングにmix作業、相変わらずライブも見に行ったりして
気がついたら3月もあと1週間ちょっと。「今年度の終わり」と「レーベル企画」
そしてこのblogの終わりと全てがクロスオーバーして(blogは自分で決めただけ
だが)何だか勝手に4月から「新卒」っぽい振る舞いをしていこうか、と。

円盤で田口さんと、20000Vでbostonの鹿島S氏と、mcatm宅で同氏と(これは殆ど
雑談だけど!)色んな場所で色んな人と会話して、実際自分がやりたいことが少しづ
つクリアーになってきた気がするのです。結局の所、どう足掻いても「インターネット
上でモノ語ることの弱々しさ」は覆すことができなかったなぁ。唯、これは全体を否
定するものではなく、そこで救い上げて話題や関係性や広がりを生み出しているもの
も確実に存在するので、あくまで対自分としての貧弱さと、それに対する「もう一越
え」なのです。まあ、いいか!

====
ということで、今日から残せるものだけ残していきます。まずはTRASH-UPから!



TRASH MOVIE FESTIVAL
2009.3.21(土)〜3.27(金)@シアターN渋谷
連日21:10から  1000円均一  DLP上映
トラッシュ・カルチャー・マガジン「TRASH-UP!!」が贈る、トラッシュづくしの一週間!
普段、レンタルビデオでしか見ることが出来ないトラッシュ・ムービーを、映画館の大スクリーン、大音量で楽しもうと言うスペシャルな企画。
ベルギーやパキスタンの珍品ゾンビ、美形の天使達の戦いを描いた伝説的やおいホラー、さらに日本初のスプラッター・ホラー等、どれも自信を持ってお送りトラッシュばかりです。新しいジェイソンとは友達になれなかった、バレンタインもなんか乗れなかった人、みんな一緒に楽しみましょう。

もう始まっています。ゾンビもの一つでも見に行きたいところです。同時開催で"cafe
デリリウム
"という展示も開催されているので、これは職場が非常に近いので行きます!



====

画像並べてるだけでも興奮!

関連して4月18日には吉祥寺バウスシアターで"サスペリア"の爆音上映。
5月には"爆音映画祭2009"もあるし、boid.も含めてこの周辺の話題の振りまき方は
やはり面白いです。

TRASH-UP関連 過去の記事

もともと2007年のタランティーノによる「グラインドハウス」で未開の地に足を
踏み入れた人は多いと思う。自分もそのうちの一人で、やはりあの映画は内容どう
こうというよりもそこから伝播していく強さが興味深かった。既に築き上げてきた
映画監督としての経験と、もともとB級映画に対する偏愛が見事に融合した稀な作品。
というもの、80年代のgrind house smellを出す為にわざわざフィルムに傷をつける
「意図的な行為」なんて、本来なら破綻して当然なはずなのに、あの神々しさといっ
たら。(つまりタランティーノ監督は、ホンモノだった!)

TRASH-UPもそういうノスタルジックな感性ではなく、あくまでも現在進行形でしか
もyoutube的な「閉鎖的な世界」ではなく雑誌、映画館を使って開かれた場所でそれ
を続けている部分に意志の強さを感じます。自分にとっては全く音楽とは関係ない蚊
帳の外の活動ですが、何かこの辺を追うことで(見た映画そのものを含めて)イメー
ジの広がり方が大きく変わったという感じがします。

つまり自分にとってはTRASH-UPは「ホラー映画のコミュ」ではなく、何か話題や
面白い物事の発信の仕方、自分が好きなものに対する落とし方がここ数年で最もしっ
くり「形としての現れ方」だったのです。
というわけで今後の活動に期待大。私もどういう形であれ追っていこうと思います。
【2009.03.23 Monday 04:20】 author : ミヤナガ | シブチ | comments(0) | trackbacks(0) |
3/29まとめ
今日久しぶりにmcatm宅へ。drawingも絡めて雑然と諸々の話。
何だか春以降いい感じの風が吹いてきそうだなー。あんまり浮き足立たないよう
自分のやるべきことから進めたいです。
相対性理論に関して、mcatmも鈴木十階さん(初登場)も総じて好評価。
鈴木さんに至ってはライブを既に数回見てるって!
あとmonさん所有のビクトル・エリセDVD BOX。映画自体は見なかったんですが
ブックレットの対談が井口奈己監督。井口奈己はビクトル・エリセに多大な影響を
受けていたようで、なるほどなー。確かにカメラワークだけで見たら近い部分がある
のに気がつくが、「ミツバチのささやき」「人のセックスを笑うな」の表面的な
印象から、この二つはリンクできないから納得と驚きが入り交じった感じ。

......何か今まで散々「日記然」しているものに抵抗していたのに、なんだろうこの日記
っぽさ。まあいいか、3/29に絡めてこのblogのエントリーなどをまとめます。
何故なら、3月で最後だからさ!



spongecuster presents vol.1“たってのきぼう”



シャムキャッツ

先日ようやくシャムキャッツのライブを見ることができました。
最初自分の勝手に作っていたイメージ像と違ってあまりの若々しいvibesに驚いたん
ですが、演奏聴いているうちに、これは間違いない!という感じに気持ちがシフト。
鳴らしている音が好き。やろうとしていることが好き。そこに「未完成」のスパイス
がかかって大いなる期待値が持てる、久しぶりだなー、こういうバンド。

同時に、彼らに目をつけた人たちの先見の目について思い、今の音楽のスピードの
早さというのを実感しました。だって4月にはアルバムだすんだってよ!
これはバンドどうこうというよりも、世の中の流れについての感想です。2000年代
初期に、こういう良質なバンドというのが埋もれて見えない時期があったなぁと。
それを率先して「見える」形にしたのが円盤だったし、ネットの力によりそのスピー
ドがちょっぱや(←高校時代に使っていた言葉。意味:超早い)に。
シャムキャッツは「良いものには必ず反応する」システムによる、myspace以降の申
し子とも言えるんじゃないでしょうか。(何か評論家っぽいなこれ!)



ホライズン山下宅配便

で、その「見えづらさ」のスパイラルの中で地道に活動してきたバンド、というと
失礼かもしれないけれど、見たことない人多いと思います。勿論楽曲の質は引けを
とらず、歪みに関してはホライズンの方が上!?
以下、過去の主なエントリーです。

色んなBLOGにリンクも貼らないでRESしてみる
ホライズン山下宅配便を積極的に支持したい



owllightsとアゴーレーカルキンに関しては省略にします。アゴーレーは3年くらい
まえから一緒にやってるバンドです。クラモトイッセイ氏はレーベルの片割れです。
owllightsは自分のバンドです。この日はここ数ヶ月のベスト選曲でいきます。



突然段ボール

昨年末から個人的な物事を考える核になってました。



yotutbeも淘汰されてきたな←酷いタイトルだな。突段初めて取り上げた時です。
今年-最後に-突然-恋空
突然段ボールレコ初 とか

そして外部の記事もリンクします。

突然段ボールが新作 : ニュース : 音楽 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
私的ライナーノート 突然段ボール「D」(eeldogの鰻犬堂日乗)
※視点が自分と異なってて面白いです。曲ごとの解説まで!

最後に、昨年末のTBSラジオで佐々木敦氏が突然段ボールの"D"を紹介していました。
(mp3コレなんですが、確実にアンオフィシャルな配布なのでよろしくです)

まずもって驚いたのが、佐々木敦さんてこんなことまでしてるんだ.....。
AMの深夜3:00、ディープです。お菓子なんか摘んだりしちゃって。
そして2008年の邦楽ベストと称しています。解説も自分がフリーペーパーで書いた
事が無に帰するくらい"ズバリ”言い当てています。
普通のおじさんおばさん(ではなくディスクジョッキーなんですが...)相手にこれを
説明できるというのは、やはり凄い。"シーン"という言葉の使い方とか。
AM独特の雰囲気も含めて、「もう学校にはいかない」の曲紹介の時にハッとします。
(ちなみにvocalの蔦木さんはまだ40代後半です。多分最初で最後の、佐々木敦さんに
対しての間違い指摘でした!)



よしコレで全て整った!
あんまり毎度毎度イベントの告知だと僕個人も淀んでくるので、これを最後に一回散
らします。あとはもうやるだけ....。
【2009.03.08 Sunday 06:38】 author : ミヤナガ | インパクチ | comments(2) | trackbacks(0) |
最後だからもう書いちゃう!音楽雑誌とか相対性理論とか!
今日はworst tasteのレコ発行ってきました。ギンギンしてた!CD買ったらまた改めて。



ここ最近で一番面白かった記事は

映画芸術誌No.426 , P103「映画なんて見てる場合じゃねぇんだよ!」中原昌也×千浦僚(対談)

千浦:香港映画やインド映画、世界中の低予算映画や自主映画を見ることによって、僕は感性的に日本人をやめたい。ちなみに、中原さんはもう日本人じゃない、人間ですらないかも。

中原:ZZZ.....。

千浦:中原さん、寝てる!


対談中に相手が寝てしまう対談なんて初めて読みました。



本屋で立ち読み、cookiesceneとミュージックマガジン(「目隠しプレイ」蔦木さん
の回、面白かった!)あと気になっていたMARQUEEの相対性理論のレビュー。

相対性理論「ハイファイ新書」についてはまとめて書こうと思っているけれど、相当
ごちゃごちゃしていてどうも意欲敵にまとめるのが難しいのだが、ザックリ言って
「優れたJ-POP」



90年代に小〜中学生だった自分の世代は、「カラオケで唄って気持ちよいか否か」
が音楽の善し悪しのレベルだった粗い感覚があって、小学校高学年になるとバカの一
つ覚えのように駅前のカラオケに行っては、3〜4時間平気で歌いまくっていた。

そして大学生になって、知らないうちに芽生える「洋楽至上主義」みたいなもの。
数年前になってようやく違和感が芽生えたのが事実で、電気グルーヴもミスチルも、
、TRFも、奥田民生(ユニコーン)も小沢健二も横並びで「良い音楽」だったあの感
覚って、何を根拠に否定できるんだろうと。

それで改めて小沢健二を聴き返すと、ああやっぱり良いとか、もっと別の何かに気が
ついたりとか。受け手としてそういう感覚、つまり自分歴史性とはイカ天があって、
90年代のJ-POPがあって、ラフトレード(今は亡き西新宿)があってワルシャワ
(パルコクアトロ、小林さん店長時代、こないだ行ったらBook Offになってて愕然
!)があって、そしてiTune,myspace,amazonの時代が来て..と、それら全てなん
じゃないかと。自分が何処かの時代(例えば80年代のニューウェーブとか、バンド
ブーム)に傾倒したとしても、それは単なる憧れ以上にはなりえず、自分のこの感覚
というのは、まさにあのとき生まれてこの時代にこの年齢である、という以上の何も
のでもない。

毎回例に上げる突然段ボールですが『D』も、その「突段以外の何ものでもない」
感覚、80年代に対する懐古も、現在に対する媚もなく、単純に突段が歩み続けた延長
の先の新作だった、というのが傑作の要因として確実にあった。そして僕がハッキリ
書きたかったのは、突段に対する歴史性を込めた敬愛ではなく、純粋な「まさに今、
良い音楽を作るバンド、ここに在り」(五七調)ということでした。

で、相対性理論なんですが、確実に口ずさめるフレーズがJ-POPとして素晴らしいし、
シニカルな目線も、やりたいこともクリアーで、ある種「ロックの自意識」が複合的
な理由で消滅しているので素晴らしい。プロデューサーが歌詞書いて曲書いてアイド
ルに唄わせる時に生じる「自我の消滅」が心地よい。(と、いう理論でいくとPerfume
も良いはずなんですか....どういうわけかこちらは相変わらず受け入れられず。
ジャンル的な問題か?)

故に相対性理論をバンドとして捉えるとちょっと難しい。残念なことに昨年Nestフェス
で見逃したので(着いたらもう終わってた)ライブは未聴なのでなんとも言えないが、
良い曲が沢山入ったCD、それだけで十分なんじゃないでしょうか。「萌え」がどうと
か匿名性についてとかセカイ系とか、掘り起こせば沢山出てくるがそれらは
(上のMARQUEEで書いてた柴那典はじめ)色んな人が色んなこといって
るのでこれ以上特に声を大にして言うことは何もない。



で、話を雑誌に戻すと、MARQUEEも偏っているがcookiesceneの昨年からの
リニューアルにはちょっと抵抗感がある。cookiesceneの重要な核だと思っていた
要素の250 mix reviewがなくなったのは痛い。多分30くらいしか残ってなかった。
「続きはwebで」と書いてあったのでweb開いてみたらそれ以上に少なくてがっかり。
(おそらく「間に合ってない」感じ)

bounceですら拾いきれない奥深い部分に手を差し伸べていた意味で音楽雑誌として
非常に貴重だったのに、「紙媒体」と「web」の間で時代に翻弄されてしまったよ
うな気がして残念です。最も音楽的な感覚が近いのは、相変わらずcookie scene
なんだけどなぁ。
【2009.03.06 Friday 04:55】 author : ミヤナガ | インパクチ | comments(0) | trackbacks(0) |
One click Say Yeah!! ありがとう、そして、さようなら!の1?告知


レーベル"spongecustar"のホームページがリニューアルしました。

3/29の企画に間に合わせたくてコンテンツが異様に少ないですが、とりあえず
旧コンテンツから移動、そして新しいものをPOSTしていきます。



もう先週の話ですが、2/27@高円寺roots見にきて頂いた方ありがとうございました。
call and response企画ということもあって、外人率高かった。前回に続きowllights
〜tacobondsの流れが非常にしっくり来た。アリト君と同い年だった。周辺で同い年
が異様に少ないのでそれだけでも異常な親近感。皆さんおつかれさまでした!



spongecuster presents vol.1
“たってのきぼう ”


09年3月29日(日)@高円寺20000V
18:00 open / 18:30 START
¥1,800 (adv.) / ¥2,100 (door)

act:
突然段ボール
シャムキャッツ
owllights
アゴーレーカルキン
ホライズン山下宅配便


owllightsはここから3/29の企画に焦点あてていきます。
4月末までライブもないので、250%くらいの気持ちで行きます。drumがyuco氏に
なってからの、ある種ハイライトになるかもなー。

タイミングも含めて、こういう組み合わせができたことが単純に嬉しい。
多分全部を見た事ある人はゼロに近いと思う。(まあ普通の感覚だと"目当て"があっ
て対バンは知らないのが当たり前ですが)このイベントは"目当て"に+moreの引っ掛
かりが確実に起こるだろうと思う。それはライブに限ったことではなく、あらゆる出
来事を受け取る際に重要な感覚の広がり方だと思う。自分はそういう活字や人やコン
テンツを信頼してきました。丸め込んだり、閉じ込めようとするあらゆる物事は嘘く
さいというのが信条です。

だから他のバンドを見にきたとして、それ以外で何か引っ掛かりが起きれば本望。
それが自分のバンドだったらプチ嬉しい。そんくらいのもんです。自分の音楽に反応
して欲しいという思いは勿論強くありますが(それが無かったら、それもそれで嘘
ぽい)それ以上にやりたいことがある。だから、レーベルを立ち上げたのです。



もう大分ぐったりする文章量ですが、今年に入ってから、自分が書く言葉に対して
一層過敏になって、エントリーは減り文章量は増え、それを読み返して修正、再ポ
スト、とちょっと病的な気がしなくもない。
勿論ここに書かれている事は自分の活動や思う事の1割にも満たないが、自分が
最近強く思うこととインターネットを通して言葉を発する事に違和感が生じてきた。
昨年末に突然段ボールの"D"のレビューをフリーペーパーに書いた所で、何か一層
その断層がはっきりしてきた。

今日からイベントに対してや昨年から追い続けてきた突段に関してやら、その他も
色々POSTしていく予定ですが、3月をもってこのblogを一旦終了しようかと思う。
理由は色々あるし、完全に閉鎖というより変化を伴う時期に差し掛かってきたなぁと
いうのが強い。あととにかく自分は2chが嫌い!筑紫哲也が亡くなった時と先日の映
画芸術の「おくりびと」ワーストの件でそれは覆しがたいものになった!別にほっと
けばいいのだが、知らないうちに勝手に入ってきたりすんの!何なんだろう、あの人
たち。あれがwebとして相対的に同じ土俵なのが本当に嫌!もう、嫌んなっちゃう!



ちょっとその後の動きもアナウンスしておきますと、
4月はdj wikipediaで2本企画に参加します。特にそういう活動していたわけでもない
けど、4/8,4/11と立て続けに2本....。世の中って不思議!

4/8(水)@20000V
act:) gogatech(from owllights) , 久々利 , Stuart O’Connor
DJ. dj wikipedia(from owllights)

4/11(土)@club goodman
"第一印象から決めてました(仮)"
open18:00 start18:30
adv?1800 day?2300(+1d?500)

act:) ふくろ , tacobonds , 日比谷カタン , wozniak , 灰緑
DJ, dj wikipedia(from owllights)


自分のDJ時の信条とする"KY"をモットーに!
【2009.03.04 Wednesday 04:49】 author : ミヤナガ | インパクチ | comments(2) | trackbacks(0) |
おくられびと〜いま、おくられにいきます〜


アカデミー賞の外国映画賞に日本の映画が選ばれたことで、有楽町の映画館は
大盛況、ついでに納棺師への資料請求が殺到中......。
というニュースが。日本に一大納棺師ブームの到来。2009年の流行語大賞は早く
も「納棺師」と「ゴックンしていない」の一騎打ちに。

.....自分はこの映画まだ見ていないので、見てから改めて考えようと思いますが、
少なくとも資料請求の下りはあまりにも愚鈍。映画を見ただけで、本当に問い合わ
せる=納棺師の仕事をしようと思い立つ人がいるのだから。映画があまりにも美しい
からといえども、死体ですよよ。それで、ゾンビ映画とか見ている自分に「えーゾン
ビ映画好きなの?超キモい。首とか吹っ飛ぶんでしょー。最低」とか言われたら、
もう本当に生きていけない...。

"映画芸術"誌の「2008年日本映画ベストテン&ワーストテン」のワー
スト1には、見事今回のアカデミー受賞作品が選ばれていました。偶発的(というの
は、ワーストが選ばれたのは2009年1月であり、アカデミー賞が受賞されてからでは
勿論ないから)であれ非常に分かり易い構図が生まれてしまったなぁ。



"荒井晴彦"というバイアスがかかっているのは明白ではあるが、それでも自分はこう
いうアンチテーゼを唱える雑誌の存在意義はあると思う。話題の作品をこき下ろす為
だけの雑誌ではない(ちゃんと「何が良いのか」という事も多角的に書かれている)
のは本誌を読んだことがある人は周知の事実なので、変わらず今後も映画を見た後の
参考にしたいのだけれど、驚くのは掲示板なんかに"アカデミー賞取った作品をワース
トにするなんてこの雑誌最低"という意見が存在していること。まあ、多分2chからな
だれ込んできただけだから無視すればいいのだけれど....。

そもそも映画芸術誌自体、映画を批評することが既に世の中で必要とされていない
のではという自覚的な意見も起きていました。2007年のベスト&ワースト時の討論
で奇しくも『恋空』の話題の時、宮台真司氏の意見でした。(no.422,55P)
(前略)むしろ「そこそこ感情を刺激されて、話のネタになればいい」という感覚で映画が享受されるんです。映画がターゲットにしている年少の観客が、百パーセントそうした連中だとすれば、年長の我々が「現実的じゃない」とか「批評的じゃない」という批評をして、いったいどうなるというんでしょうか。「あんたら見なけりゃいいじゃん、もともとお呼びじゃないんだから」ってことで終了です。(笑)

感動したもん勝ち。良しとされているものに乗れるかどうか。

基本的に良いと思えるものが多い方が楽しいに決まっている。常にニヒルに物事を
捉えすぎるとどうしても矛盾や善悪二元論にぶつかって、最終的に「死」と向き合
わざるをえない(そして、納棺師のお世話に...)

だから、人生ハッピーでいこうよ。苦しい事も悲しい事も、乗り越えていけばそこに
は希望があるはずさ。あと家族とダチを大切に。

「大衆的なものを嫌う」とか「サブカルの方が面白い」などということではなく、
絶対に覆せないもの、それは、どうしても乗れないものは確実に存在するということ。
一同がワッとなった時に、自分の「はじかれた感じ」を例えばコンプレックスとして
しまい込むのではなく、どうやって残していくかを重視する。
例えば仲良し女子高生が3人で『恋空』見に行って、2人が「超感動した〜ガッキー
かわいい!キャフン!」ってなった時に、実は一人だけ「.....これ何か、おかしくな
い?」と思ったその娘の今後に期待、みたいな。
(その意味で、黒沢清の「映画とは、自分が何者であるかを知る場所である」とは
よく言ったものである。)



不況の波とか言われて、自分自身そこまでストレートに影響を受けてはいないけれど、
案外世の中の空気というのは敏感に感じてしまうもの。そのためか、最近また映画を
沢山見ている。そうなればなるほど、どんどん映画や音楽に気持ちが向いていく.....。
皆もそうなればいいんじゃないかな!?

前述のベストテン&ワーストテンから、毎年いくつか見逃したものを掘り起こして
見るのだが、(『PASSION』見てみたい!)今回は一部で評判の良かった『人のセッ
クスを笑うな』を見ました。以下レビューは、1ヶ月くらい前に書いたものですが、
POSTしないで置いておいたものです。そろそろこのblogも終焉を迎えるので残して
おこうと思います。





僕は人のセックスを笑ったことはなく、SEXで笑うなんてソフト・オン・デマンド?
という程にこのタイトル自体まったく興味を持てるものではなくそもそも山崎
ナオコーラというペンネーム自体センスを疑う代物だと思うのだが、ストーリー自体
はやはり興味を持てるものではなかったにしろ、これは本当に良い映画です。
つまり全くの興味の対象にもならない映画がこんなにも素晴らしいのかというのは、
井口奈己の監督としての力量としか思えないなぁ。出演者や恋にファンタジーを求め
て映画館に駆け込む人々の期待を裏切るだろう事は監督自身明白だっただろうに、
よくぞ本当に撮りたいものを撮った、という感じ。

この映画を的確に評価しているサイトを探し当てられず、むしろ酷評だらけ。
一番の要因が「画が長い」。事実大胆な長回しで映画全体がノロノロ。
さすがに私も「何でマツヤマケンイチが女子と毛布に包まってぬくぬくしているのを
延々見なきゃならないのか.....」と自問したくなるくらい一つ一つのシーンが長いの
だが、それを単なる監督の自己満足と捉えるのはあまりにも安直。

「なんで靴下だけ履かせたの?」「.....趣味」という会話がその全てを物語っている
ように、この映画は誰かを倣ったようにみせかけて、実はその個人個人でしかありえ
ないもの、差異(ここでいうとそれは「恋愛」なんだろうけど)に徹底的にこだわっ
た作品であり、だからこそ映画の中で俳優達が本当にその役で存在しているくらい、
演技を越えた生々しさ、つまり「現実性」が見えたのではないか。このノロノロした
217分とは"対象の入れ替え不可能性"の具現化なのである。

これと真逆をいくのが昨年見た衝撃作『恋空』。この2作品は本当に良い対比になる
なぁ。これはまさに「誰しもが一度くらい布団の中で夢想するファンタジー」を模し
た作品。絶対現実には起こらないのに。ただただ夢の中でのぬくぬくしたイメージの
連続。そこに現実との対立も、批判も何もない。(で、それが「現実的じゃない」と
か「批評的じゃない」という批評をして、いったいどうなるというんでしょうかと言
われてしまう繰り返し)

「誰しもが一度くらい布団の中で夢想する」程度の寓話に心が動き「彼ら彼女ら自身
でしか有り得ない=交換不可能」な寓話に興味が湧かない、というのは言い換えれば、
自分がイメージできるものに対する共感と、そうでないものに対する無反応、つまり
は結局興味があるのは自分だけで、今の若者にとって人のセックスなんて最初から
興味がなかったのである。自分では理解できないものを他者は嘲笑するものだから、
「人のセックスを笑うな」という投げかけとも捉えられるタイトル、これまたうまく
言ったものである。

それにしてもこの映画の最大の貢献者は蒼井優ちゃん。人生の節目ごとに思い出した
い名シーンは全て蒼井優ちゃんが絡んでいました。一つは観覧車、2つめはホテル、
3つめはキスシーン。どれも素晴らしかった。映画でこんなものが表現できるんだと
唸りました。井口奈己ちゃん監督に、今後も期待したいです。

最後に
中原昌也氏が日比谷カタンとのトークショーにつけたタイトルが

「人のセックスに伴奏をつけるな」



最高のネーミングだなー。

【2009.02.25 Wednesday 00:08】 author : ミヤナガ | シブチ | comments(0) | trackbacks(0) |
Spongecustar in Halfway House
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